たまに会う上司と立ち話

『お疲れさまです』と久しぶりに聞く背後の声に振り向いたら、近くの部署に異動した上司だった。
一緒に仕事をした期間は短かったけど、仕事以外の話も気軽に話せるし、もっと一緒に仕事をしたかったなぁと今でも思う。

廊下で交わした何気ない世間話は今日の疲れを和ましてくれる。
私も笑顔になれるし、
部署が変わっても、気遣ってくれる上司って頼もしいって心から感じた。
だけど、今日は珍しかった。1日に2回も会ったから。
縁があるの?とか特別、運命めいたものは感じない。
ただ『今日の行動パターンは似てますね』なんて冗談っぽく言い合えるのが心地よいだけだった。
『先ほどの夕焼けはとてもキレイでしたよ』といえば、『そうなんですか! ウチの部署は窓がないんで空なんて見る余裕ないんですよ』と返ってくる。

何気ない会話が続く方ってってありがたいし、珍しい。
だから、嬉しい偶然だった。次はいつ会えるのだろう、
と私は自分の仕事に戻る度に気まずさが沸き上がり、頭の中では記憶の引き出
しを開けまくる。

お名前、何でしたっけ。誰に聞こうかと思いつつ、もう1年近く経っている・・・・・・。